45年前

名古屋高裁名張毒ぶどう酒事件、再審決定を取り消し

 
 
1 :帰社倶楽部φ ★ :2006/12/26(火) 10:29:11  

三重県名張市で1961年に女性5人が死亡、12人が中毒症状になった名張毒ぶどう酒事件の異議審で、
名古屋高裁刑事2部(門野博裁判長)は26日、殺人と殺人未遂の罪で死刑が確定していた
奥西勝元被告(80)=名古屋拘置所在監=の再審開始決定を取り消し、
検察側の異議申し立てを認めた。
弁護側は期限の来年1月4日までに、最高裁へ特別抗告(5日以内)するとみられる。
 
確定死刑囚が再審開始決定を取り消されるのは異例。
過去、確定死刑囚4人が最終的に無罪になった再審開始決定に、
検察側が抗告などの異議を唱えたのは各1回だけで、いずれも再審公判の1審で無罪が確定。
再審への期待が高まっていた。
 
同高裁刑事1部は昨年4月、弁護側の毒物鑑定などの新しい証拠を
「無罪を言い渡すべきことが明らかな証拠」と評価。
「自白の信用性に重大な疑問がある」として再審開始を決定、死刑執行を停止した。
ttp://www.47news.jp/CN/200612/CN2006122601000124.html

4 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:30:18  
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
 
9 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:32:43  
もし冤罪なら大変なことだな
 
10 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:34:09  
これは酷いな。 確実に冤罪だろうに。
白ワインに赤い毒物を入れて、赤い白ワインをみんなが疑問を持たずに飲んだなんていう
検察の主張・裁判所の認定はとうてい信じがたい
 
11 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:34:11  
この村の奴がはめたんじゃないの
 
13 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:34:53  
ttp://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/nabari.htm  無限回廊
 
15 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:35:40  
近所の人たちはみんな真犯人を知ってるそうだな。 奥西さんではない別の人がそうらしい
 
16 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:36:08  
使用されたとされる農薬を入れるとワインに色が付いちゃうんだろ?
かなり無理あると思うのだがどうなの?
王冠の歯形って特定の人物と断定できるほどくっきり付くもんなの?
 
17 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:36:58  
本当の犯人がいても今さら時効になるの?
 
20 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:38:50  
名古屋地裁って、いつも異常に厳しいよな
 
21 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:38:51  
しかも、この人にはアリバイもある(裁判所は認定していないが)。
 
いまの再審法はおかしい。
一度裁判所に提出した証拠は、その後の再審請求では提出できない。
時間が経ってから決定的な証拠がでることはまずない。
過去に提出した証拠でも、再審議される仕組みを作るべき。
こういうことをやらない安倍自民党は、殺人を犯しているのと同じだ
 
22 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:39:28  
刑事1部と刑事2部で判断が分かれたのかよ。 不可思議だなあ
 
>>17 ずっと日本国内に居ればね。 だから冤罪は二重に罪が重い。
 
30 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:43:12  
実際の流れ見るとこの人犯人でほぼ間違い無いっぽいけどな
当時のお粗末な捜査っぷりで証拠やら自白やらを適当にしたからぐちゃぐちゃになっただけで
 
33 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:43:47  
>>11 だと思うよ。
この三十数年村人達は奥西さんを犯人と盲信する事で村の平穏を保って来たんだ。
 
35 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:44:29  
マット事件よろしく、よそ者や村八分を何か事件が起きたとき
つるし上げるのは昔の農村ならしょっちゅうやってたこと。
田舎がフレンドリーだなんて幻想もはなはだしい。 実際にあるのは閉鎖的なムラ社会だけ。
 
高度成長期時代に田舎から人が逃げるようにして居なくなったのは
決して景気のためだけじゃない。
 
37 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:45:02  
冤罪確定したらいくら慰謝料払えばいいの??  つか証拠ないのに逮捕されるのか??
 
39 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:45:24  
>>17 そう。 本物出頭→書類送検→不起訴
もちろんおじいさんは、すぐ特別抗告が認められて、再審無罪。
 
41 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:45:53  
田舎も怖いが、新興住宅地(いわゆるニュータウン)も同じような怖さがあるぞ。
 
43 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:46:30  
>>37 検察が証拠を作るのです
 
44 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:46:45  
>>30 もしそれだったら却って無罪が妥当なんだが。
ぐちゃぐちゃで死刑じゃ先進国の刑事裁判じゃないね。
 
48 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:47:34  
自白偏重の捜査をするからこういうことになる。
ちゃんと物証を探して地道な捜査をしてればよかったのにね。
最初にストーリーを作ってそれに沿って捜査して調書を作っちゃうからだめなんだよ。
 
49 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:47:35  
>>37 一億円くらいの刑事補償が出る。
しかし、4件の再審無罪の人たちは、大半、支援団体に寄付したようだ。
 
52 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:47:47  
死刑囚で再審求めているヤツは沢山いますが、ちゃんとした再審の運動が行われている人と、
とりあえず再審をやってるって人とがいます。
ちゃんとした運動が行われている人の場合、それなりに理由がある人が多いです。
名張の事件の場合、かなりちゃんとした運動が行われています。
 
63 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:49:27  
死刑判決が出たけど、確証がないから執行はできない。 
この中途半端さが死刑制度の欠点のひとつ。
 
68 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:50:15  
これ、面白いことに名張の人間はみんな無罪だって言ってるんだよね。
ところが、事件が起きた村だけは有罪だと言って聞かないそうなw
 
70 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:50:33  
こう言う冤罪の可能性が捨てきれない案件があるから、本来死刑になるべき人間の執行が出来ない。
 
71 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:50:46  
今頃即釈放されても余生がほとんどないね・・・カワイソス
 
72 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:51:15  
>>63 確証ないのに有罪判決ってところがおかしいんであって、死刑制度とは全然関係ない。
 
78 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:53:31  
弁護側は決定を不服とし、最高裁に特別抗告する方針だそうだ
 
79 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:53:40  
まぁ、死刑制度を存続したければこういったところをきちんとけじめを付けるべきだな。
被害者感情の暴走で冤罪事件を連発してイギリスと同じ過ちを犯したら
確実に死刑廃止街道まっしぐらだぞ。
イギリスの死刑廃止の理由はまんまそれだったんだから。
 
81 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:54:30  
再審開始決定ってのはけっこう難しいんだよな。
なんせ、諸先輩方の判断は間違いでしたって言うわけだからな。
やれば出世コースを間違いなく外れる。
それでも裁判官という職を選んだ以上、出世ではなく己の正義を信じることが必要。
高裁は出世してきた人たちばかりだからやっぱりという感があるが、
地裁判事の勇気には敬意を表したい
 
87 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:58:00  
殺害方法から第二の帝銀事件と騒がれたと無限回廊に書いてあったが
その後の顛末も帝銀事件に似ている。
 
89 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 10:58:24  
これは事件が起こったエリア自体がちょっと普通の村落と違うんだよな。
狭山事件もそうだが、「犯人←→被害者」という単純な図式ではない。
 
96 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:01:17  
ムラ社会は恐ろしいからな
もし奥西さんの無罪が早い時点で確定していたとしても、
あの村民は決して奥西さんを受け入れないだろう。
奥西さんは村人達の精神安定剤として生贄にされたんだよ
 
106 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:04:24  
弁護士さんが古い農薬の情報をネットで集めたりして頑張ってたよね
てっきり再審されるものとばかり思ってたよ・・・
 
109 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:06:17  
5人も殺した死刑囚の擁護が多いってのもちょっと怖いな
 
118 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:09:45  
奥西嫁が真犯人という説があったような。 不倫関係がこじれたんでしょ。
 
120 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:10:14  
>>109 5人も殺されていても、かなり冤罪っぽければ擁護するよ。
村人だって最初の証言から一転、罪をなすりつけるような証言しだしたりしているし。
 
124 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:10:55  
再審開始されたら、イコール逆転無罪ってのが慣例になってるからね。 過去すべてそうだし。
 
125 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:11:00  
あのぶどう酒のキャップが実は簡単に開封してから元に戻せるんだよね。
それ一つで奥西死刑囚だけしか毒を入れられなかったと言う根拠がなくなる。
 
この事件は当時の警察と検察のずさんな思い込み捜査と自白偏重主義。
そして裁判所と言う組織がピラミッド型で一度上級審で決定した判断を覆すと
覆した判事は2度と浮かび上がれないと言う仕組みに問題があるんだよ。
 
そして一番の問題は日本国民の行政や司法への無関心がそれを助長させている。
こんな裁判が横行するようではおよそ先進国とは言えないな。
 
128 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:12:15  
日テレ系ドキュメンタリーで見たが、これだけ奥西犯人説を覆せる証拠があるのに、
当事者である当時の村人であった老人達は口を揃えて
「奥西が犯人や!俺らの前に連れて来い!私(奥西)が犯人ですって白状させたるわぃ!」
って頑なに奥西犯人説を曲げない姿勢がなんか気味悪い。
自分達の秘密を守るために、奥西を犯人に仕立てあげたんじゃないか?
死者の中に奥西の妻と愛人がいたのは真犯人の策略で計算済み。
本当に頃したかったのは、他に死んだ人だったりして....。 
松本清張の「黄色い風土」読んでみ。
 
129 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:13:11  
>124 慣例っていうか、再審法自体がそういう法律なの。
再審法によると、再審開始決定には、確実に無罪であると言える証拠が必要となっている。
「無罪の可能性がある」とかじゃなくて、再審開始の時点で確実さを求めている。
だから、再審開始=事実上の無罪判決になる
 
165 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:22:51  
自白って殴って「はいだろ?」「いいえ違います!」→ボコボコに→「はいだろ?」「…はぃ…」
よーし、調書終了! の世界だからあんま信用できんのよね。
本人言ってなくても書類を作ればOKと言う世界。
第3者や弁護士が来る前に自白が成立してしまうのは正直怖いぜ。
 
169 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:23:51  
ttp://nouyaku.net/kakolog/hurui.htm
弁護士さんは努力してるよね  刑事もののBGMが聞こえてきそうだ。
 
173 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:25:08  
真犯人逃げ得だよなぁ  死んだ5人の中にいるかも試練が
 
182 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:28:09  
>>173 奥西嫁か不倫相手が犯人なんだって! 女は切れると発作的にやっちゃうんだから。
 
187 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:30:20  
どっかにねー、当時、幼いころにこの事件にすごい興味を持ってたオッサンが書いたサイトで、
この事件は冤罪ではない、って書いてたとこがあってなかなか面白かった。 URL失念したけど。
曰く、警察の取調べで自白したわけでなく、
矛盾点をつかれ次第に追い詰められていった奥西被告が、
村に押し寄せていた報道陣にむかって昂ぶったすえに勝手に告白した、って。
 
テレビで弁護団が言ってるような「警察による自白の強要はなかった」そうだ。
 
っつかこないだやってたNNNドキュメンタリーでこの件を扱ってたけど、
なんかこの村怖かったわ〜。 当時17世帯しかいなかったんでしょ?
んで奥西さんは不倫してた。 元々、狭い村の中で良くは思われてなかったんだろうね。
 
190 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:31:42  
>>182 なぜそんなふしだらな奴を名張の民が超気違い的に庇うのだ?
 
193 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:32:09  
>>187
>なんかこの村怖かったわ〜。当時17世帯しかいなかったんでしょ?
>んで奥西さんは不倫してた。 元々、狭い村の中で良くは思われてなかったんだろうね。
 
それが違うんだな そこが一般的な前提と違うところなんだ
 
194 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:32:14  
>>190 村の実力者かなんかだったらしい。
 
195 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:32:30  
>>165 今はそんなメンドイことしないらしいよ。
事務官がパキパキと調書を打ったら、検察官がペラリと読み上げて、
被疑者の肩を押さえて署名させる。
 
弁護士やってる友達(女)が検察に抗議したら、同い年くらいの女検事が出てきて
「そんなことやってませ〜ん」って泣き出したそうな。
「ゲロ吐きかけてやろうかと思った」と言ってた。
 
200 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:33:14  
逆に、確実に犯人なのに警察のずさんな捜査、敏腕弁護士の活躍で無罪になってしまった。
遺族側はやりきれないだろうが諦めるしかない。それが裁判だ
 
212 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:36:55  
事件現場付近の地図。
ttp://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=34/38/54.862&el=136/03/52.007&scl=25000&bid=Mlink
 
明治時代にこの葛尾集落が奈良県側と三重県側に分かれた事情も含め、この付近はやばすぎる。
(なお「赤目四十八滝」の近くにも、奈良県室生村龍口と三重県名張市竜口があって曰くを感じる)
 
214 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:37:29  
逆に死刑だから汚名を晴らすチャンスがあるとも言えるんだよな。
懲役5年とかだと、シャバに出た後にいくら冤罪だって訴えても誰も支援してくれない。
 
215 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:38:02  
>>195 弁護士がおっさんだったら有効なんだよ。
泣き落とし係の馬鹿なところは相手が女であっても有効と勘違いしてる所。
泣かない女は泣く女を1番軽蔑してるのに。
 
216 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:38:05  
おまけに、奈良県山添村側にも「葛尾」という集落がある。
もともとは名張市葛尾と山添村葛尾は1つの村だったそうな。
まあ、分裂したときに、「なにか」があって、そのしこりが、事件時にも残っていたんだろうね。
 
219 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:39:08  
>>193 秘密を共有しようとすればできる人数だものね。
っつーか真犯人は…とか言ったら、確たる証拠も無いのに亡くなったに失礼だけど、
動機は色んな人にあるよね。 死人に口なしだけど、不倫相手とか。
不倫相手に別れを切り出されてヤケになったというのが奥西犯人説の動機だけど、
人の心って色々あるからねぇ。
 
241 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:46:12  
「ぶどう酒」というのは当時の一般的な呼び名だが、
現在我々が知る「ワイン」とはちょっと異なるものと考えた方がよい。
いわば、「赤玉スィートワイン(元・赤玉ポートワイン)」のように、
アルコールにいろいろ混ぜものをして、ワイン風にしたもので、
いまでも発展途上国で「ワイン」と称する安価な酒はほとんどコレ。
(もちろん、ちゃんとしたワインも売られているが高価) 現代人が飲むと非常にマズイシロモノ。
 
なお、この事件の時の「ぶどう酒」は一升瓶に入っていた。 品質は推して知るべし。
 
247 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:49:20  
これと袴田事件は冤罪だろうよ
冤罪じゃないけど誰もサインしたがらないといわれてるのがピアノ騒音殺人な
 
258 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:52:57  
これ、村人は容疑者の家族の家を破壊し、墓をあばいて骨や死体を引きずしだし、
村の外れに勝手に移動させたんだよね。
とれと死刑の再審決定にかかわった裁判官は
一生冷や飯(地裁の出張所とか)という通例があるからしかたがない。
今まででやっとこ地裁の所長になったのが1人だけという有様。
 
259 :名無しさん@七周年:2006/12/26(火) 11:53:04  
「疑わしきは無罪」じゃなかったっけ?