景気減速?

【USA】米経済に忍び寄るスタグフレーションの悪夢 バーナンキFRB議長にまた難

 
 
1 :バッファロー炊飯器φ ★ :2006/05/22(月) 15:55:10  

バーナンキ米連邦準備制度理事会FRB)議長は今年、
中央銀行にとっての悪夢である「スタグフレーション」に直面する恐れがある。
経済調査会社デシジョン・エコノミクス(ニューヨーク)のアレン・サイナイ社長は
「緩やかなスタグフレーション」の可能性を指摘する。
 
原油と商品相場の高騰や、ドル安、米金融当局のインフレ抑制姿勢への不安の高まりはいずれも、
インフレ加速のリスクを高める。 一方で、2年にわたる利上げの影響が住宅市場や
消費者信頼感に表れ始めており、景気減速につながる公算がある。
 
これは「軽いスタグフレーション」と呼ぶべきものだ。
1970年代以来のこの組み合わせは、企業や投資家、消費者にとって脅威だ。
消費者は物価上昇と雇用情勢悪化の挟み撃ちを受け、企業はコスト上昇と需要減退に見舞われる。
投資家の保有資産は株式相場下落とともに目減りする。
 
ただ、失業率とインフレ率がともに第2次世界大戦後の最高に達した1970年代の再来を
予想する者はいない。
70年代と現在の大きな違いは、生産性の高い伸びがインフレを抑えていることだ。

4 :バッファロー炊飯器φ ★ :2006/05/22(月) 15:55:56  

それでも、ゴールドマン・サックスの米国チーフエコノミスト、ジャン・ハッチウス氏は、
第1四半期(1−3月)は6%に近かった米成長率が、年内に2%まで低下すると予想する。
ファースト・トラスト・アドバイザーズのチーフエコノミスト、ブライアン・ウェズベリー氏は
「コア」インフレ率が2007年に4%を超える可能性に言及する。
両氏の予想がともに的中すれば、2月に就任したバーナンキFRB議長にとっては非常に
居心地の悪い状況となる。コアインフレは、全体から変動の大きい食品・エネルギー価格を除く。
 
ニューヨーク連銀の調査局長を務めた経験のあるブランダイス大学のスティーブン・
チェケッティ教授(国際経済学)は「米金融当局は非常に危うい立場にある」として、
「インフレ率は当局の基準に照らして相当高い水準に上昇し、一方で成長は減速が見込まれる」
と話した。
 
1970年代と同様に、原油価格は上昇し、ここ3年で3倍になった。
コアインフレ率への原油高の影響はまだ大きくはないものの、
1−4月のコアインフレ率は年率3%と、前年同期の2.2%から加速している。
2年連続の3.5%超の成長は需給ギャップを縮小させ、企業の価格決定力を高める。
テンプル大学のウィリアム・ダンケルバーグ教授によれば
「物価上昇圧力は1970年代や80年代初め以来で最大」ということだ。
 
バーナンキ議長は、インフレ期待が抑制されている点が当時とは異なると指摘するが、
10年物インフレ連動米国債(TIPS)と米国債の利回り格差は 18日に2.6ポイント(年初は2.3ポイント)
に拡大し、インフレ期待の高まりを示唆した。
 
GEアセット・マネジメントのシニア・バイスプレジデント、ビル・ヒーリー氏は
「恐ろしいのは、米連邦準備制度がインフレ抑制について市場の信頼を失うことだ」と話した。
 
インフレ期待が高まる一方で、住宅市場や消費者信頼感は景気減速を示唆している。
アライアンスバーンスティーン・ホールディングの世界経済調査ディレクター、
ジョー・カーソン氏は「今度の景気減速は、予想よりも幅広く底が深い可能性がある」と話す。
 
平均以下の成長と高インフレが現実になれば、米金融当局者はインフレ抑制のための利上げで
景気を失速させるか、利上げ見送りあるいは利下げでインフレ高進を許すリスクを冒すかという、
ありがたくない選択を迫られることになる。
ttp://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=atRHGSnCfAwo

8 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 15:58:58  
婆難儀も余計なことを
 
9 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 16:01:03  
前任者の落し物と言いたい。
 
11 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 16:01:36  
スタグフレーションって何? デフレなのに物価が上がるってやつ?
 
13 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 16:06:14  
スタグフレーションの解決法って何? 第2次朝鮮戦争
 
14 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 16:11:20  
いらん戦争はやめてくれ
 
17 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 16:15:29  
>>11 ttp://www.tokyoin.com/economy/topics/stagflation.htm  こちらを、参考にされては
 
18 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 16:16:46  
>>13 マヂレスすると、戦争はインフレを促進させる効果はあるが
全体的に見るとあまり景気高揚作用無い。
 
つーか、アメリカの場合、既に行きすぎたバブル感見え見えな状態で、
原油高でダブついているオイルマネーが大量にながれ込んできて、
更にターボ掛けている状態な所に、浮かれた雨公が借金上等で消費繰り返している。
 
ちょっとね、日本のバブルなんて目じゃ無いスケールでマネーゲームを繰り返していたから
景気後退局面に入ったらビビる位の不景気になるよ。
 
20 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 16:25:16  
要するに、ソニーが日本国内で、レコードをCDに代えたように、
GMが、ガソリン車をやめて、電気自動車を作れば良いんだ!!
 
米国の京都議定書に署名実行が、効果的か。
 
22 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 16:31:45  
>>18 近いうちに中国が崩壊するのは確実だが、
そのときにアメリカはどういう影響を受けるのかいな。
 
23 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 16:36:32  
>>20 アメ公がガソリン使わなくなってもチャンコロとインド人と
最近ではアフリカの度人共までも馬鹿みたいにガソリンを大量消費し始めている。
ので、将来的にはこの水準キープだろうな。
 
ただ、イラクでの生産が戦前まで復帰、シベリア油田なのどが稼働し始めれば
一時的に下がるだろう。
あと、アメ公はバブルのツケを払う時期に来ているので、
自然消費減で原油消費量は思いっきり減るだろう。
でも、ダブついている資金がある限り、インフレは続くし、バブル崩壊で景気は上向かない。
しかも、アメリカでダブついた資金を吸収できる単一市場がないので、EUと日本と、
おそらく中国で吸収出来ないかぎり、アメ公のスタグが収束する事はないだろう。
しかも、アメと日本は一連なので、実質EUで吸収しきれないとダメかもしれん。
 
24 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 16:43:27  
住宅バブル、消費財デフレ、ドル安の3役そろい踏みだしな。
これで蛇口を絞ったらほんとどーなるか?
 
25 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 16:43:36  
>>18 中国が崩壊して困るのは実は日本だったりします。
日本の製造業の実質オフショア工場なので。
 
アメ公不景気 -> チャンコロ困る -> 日本企業困る
 
になります。 未曽有の好景気のチャンコロが経験の無い程の不景気になった場合、
民度の低さから大暴動に発展する事が予想されるので、
その時は生暖かく見守るしかないですね。
大企業の一部では想定外のリスクが多発して大変な事になると思います。
 
29 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 16:49:25  
>>25
>中国が崩壊して困るのは実は日本だったりします。
>日本の製造業の実質オフショア工場なので。
 
工場を移転すれば良いだけのこと。 競争相手がいなくなるんだから、日本はボロ儲けです。
安心して中国様は滅んじゃってください。
 
30 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 16:49:33  
>>24 住宅バブルを通り越して、日本のバブル真っ青な、なんでも投機状態で、
しかも、オーダがアメリカンスケールなのでちょっと凄い事になってます。
骨董、絵画、馬に車。ちょっとした物でもなんでもプレミアが付いてます。
正直、浮かれているか、解っていてババ抜きしている感が否めない。
 
ワインも日本のバブル見たいに正価より高いんですが、その辺のレストランでも
銀座並のボッタクリになっているので、その異常さが解ると思います。
 
31 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 16:52:56  
>>29 滅んで欲しいのは欲しいんですが、
投下資本が結構でかいので回収できない企業は大変な事になります。
またリストラの嵐が吹き荒れると思います。
特に、2006〜2007年度入社組みは就職は楽だったと思いますが、
easy money easy goesで大変苦労すると思います。
あと、1990-1993年度入社組みも最終整理されるかと思います。
 
36 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 17:06:23  
>>11 デフレは物価が下がるからデフレというの。
スタグフレーションは、物価は上がる、仕事はない、という八方塞な状況。
 
閉じられた経済環境下で、(主に)外的要因で財が値上がりして経済活動が滞った状況のこと。
今回の懸念は、原油・貴金属などが値上がりしすぎて入手困難になることで金融・製造活動が
行き詰って生産調整行うと、市場にモノが出回らなくなって結果値上がり、
失業者が街にあふれる、という最悪な予想をしている。
当然、閉じた経済環境下での貨幣価値は下がるのでこれを加速する。
 
通常、財の価格は需要と供給でバランス取ってるけど、これに外的要因が激しく加わると
均衡が崩れてバランス取れなくなっちゃうって話で、マクロ経済史的に
共産主義が倒れるきっかけとなったオイルショックも、スタグフレーションが一枚噛んでる。
 
ようするに、ベンちゃんは「ファンドの糞野郎、テメエらやりすぎだ。
商品先物市場から資金を引き上げろ!」、と警告してるのかと。
もちろん、ファンドはそんなこと一ミリも気にしてないので、強制力は皆無。
むしろ儲け話のタネにされる。
 
37 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 17:07:23  
米がコケると連鎖コケするというのはわかるんだが、
対中依存でコケる企業というのは本当納得いかんよな。
ここ数年なに見て来たんだと小一時間問い詰めたいよ。
 
39 :我衆院 :2006/05/22(月) 17:08:40  
スタグフレーションってのは、本来外的要因でしか起こりえないもンだと聞いた。
オイルショックのときの物価上昇がスタグフレーションだと。
外的要因が原因だから、それが解決しない限り終わらない。
また同時に、外的要因が消滅すると同時に解決する不況。
 
と、思ったら>>17リンク先に書いてあるしorz
 
そういえば、ちょっと前に韓国がスタグフレーション発生中とか聞いたぞ。。
不況なのに、物価がドンドン上がってる。
 
40 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 17:14:10  
>>39 石油の備蓄と省エネが進んでいる日本には影響が少ない、ということ?
株安も、機関投資家空売りだから、騒がなければ景気にはそれほど影響しない?
 
41 :我衆院 :2006/05/22(月) 17:28:20  
>>40 いやそうじゃなく、スタグフレーションってのは本来
『ありえないようなもの』とも取れる状況なの。
不況下だと、当然物価が下がるわけで、好況下だと物価が上がる。
スタグフレーションってのは不況なのに物価が上がる状態。
 
オイルショックで日本の高度経済成長は終焉を迎える羽目になった。
日本国内の経済状況は不況じゃなかったけど、原油価格の急上昇により一気に不況に入り、
しかも原油高がそのまま物価上昇に繋がってひどい目にあった。
原油産油国が価格を決めるため、外的要因故に日本国内ではどうしようとも
解決できなかったのですよ。 中東に政治家が飛んだりして苦労した話は多い。
 
アメリカのは自縄自縛。 キャッシュカードや投機による問題だから、どうしようもない。
政令でも出すしかないんじゃないの?
韓国はなおさら大変。
アメリカと同じ投機とキャッシュカードで、IMFより経済回復仕掛けたから。
経済規模が全く違うんだから、長持ちするはずが無い。
 
そうそう、韓国には『カード破産者』がいません。 なぜって、数えるの止めたからです。
最終計測は約300万人。 人口約4000万人…
 
42 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 17:36:33  
生産性が高まってると言っても、安い労働力の流入でコストが下がってるだけなら不健全だよな
 
44 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 17:51:56  
日本は竹中改革で本当にいいの?
 
45 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 18:08:03  
>>44 日本で誰がやっても、原油価格は上がってたし、アメリカは過剰消費してた。
 
46 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 18:11:15  
>>44 竹中スキームはまだ賛否両論だが、>>41の予想を外すように、
アメリカは石油利権獲得に強行に出ることが予想される。
言ってみれば、「産油国を押さえにかかりますよ。」の言い換えをベンちゃんが発言したわけで、
この発表にガクブルしてるのはイランなはず。
 
先週から原油は値が下がってるけど、WTIでの米の影響力はさらに強まるだろうね。
 
48 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 18:18:32  
>>46 バーナンキは学者上がりだから産油国を抑えるなんてことは考えないでしょ。
景気が悪くなっても俺の利上げのせいじゃないから見逃してね、という程度の話だ。
  
49 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 18:39:25  
>>48 どうかな?
そう取るべきなんだろうけど、FRBは先週利上げしない方針を打ち出したばかりで、
このタイミングで利上げ容認発言はありえないでしょ。
ブッシュのブレーンが仕込みを入れたと考える方がまっとう、と思っちゃうんだが。
 
まあ、バーナンキの責任逃れの言い訳、とも取れるけど、
イランへの強硬姿勢維持、と取る方が分かりやすい。
 
52 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 22:14:39  
最近荒れ模様。 何かおかしい。 逃げるが勝ちかな。
 
53 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 22:23:57  
>>30 やばいなあ。 もし中国崩壊に続いて、アメリカもバブル崩壊したりしたら世界恐慌だぞ。
第三次世界大戦になるかも。
 
54 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 22:37:47  
>>53 お前アホだろう。 米より先に中が倒れる?
 
57 :名無しさん@6周年:2006/05/23(火) 01:51:52  
>>53,54 分からんよ。
中国経済は旧ソビエト以上に悪い意味で管理経済だから、
国家として信用不安のデフォルトしても、書記長が「忸怩たる思い」を宣言しない限り
国家としてデフォルトを認めなければ、それが事実として通用する国だ。 
そしてそれを他国に強要する国でもある。
 
特に、日本の石油に依存する業種のメーカーは、昨年より中国からかなり逃げ出してるそうな。
全盛期の半分以上が逃げているという話を懇親会で聞いたが、それが事実かどうかはさておき、
象徴的な話題としてキヤノンが中国から撤退した戦術は既に広く報道されている。
 
その影響を広げないために、日本の領海を侵してまでも石油基地を作りたがっている中国政府の
意図と背景を語らなければ、今の海底油田基地問題は日中感情論で終わるのに
マスコミは知ってか知らずしてか一言も触れないね。
 
とにかく中国の石油需要量はハンパないし、中国経済デフォルトを先延ばしにしたければ
田中均に倣って海底油田の件は中国に譲るべきという結論もありえる。
 
60 :名無しさん@6周年:2006/05/23(火) 09:20:34  
中国より先に崩壊する米をなんとかしろ。
中国崩壊しても影響少ないが、米崩壊したら世界恐慌だ。
中国に発展を援助し、内需特需を期待するほうが世界経済にとって+
米は輪転機を持ってても、アホだから困ったもんだ。