「新近紀」「古近紀」

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【科学】冥王星に続き、地質年代も“定義”変わる? 「第三紀」と「第四紀」が消えてしまうかも…国際地質科学連合(IUGS)

 
 
1 :試されるだいちっちφ ★ :2006/11/14(火) 00:33:30  

過去の地質年代の区分として使われているジュラ紀などの「紀」が国際学会で再編され、
白亜紀に続く「第三紀」と「第四紀」が消えてしまうかもしれない。
二つの紀は日本でも100年以上使われ、地学分野ではおなじみだが、
日本列島は、この時代の地層が国土の大半を占めるため、欧米に比べ変更の影響が大きい。
教科書や公的機関の文書の書き換えはもちろん、活断層の定義など地震防災にも余波が及びそうで、
冥王星の惑星降格騒動に続く新たな“定義”問題が出てきた。
 
きっかけは、世界の地学系学会を傘下に持つ最大組織「国際地質科学連合」の専門委員会が
年代区分についてまとめた2004年版の報告書。
この中で、ジュラ紀白亜紀に続く紀として、第三紀と第四紀の代わりに、
第三紀の中ごろにあたる約2300万年前で二分した「パレオジーン」「ネオジーン」という紀が示された。
2300万年前は、もともと、第三紀を新旧に分ける場合の境界だった。
だが、新区分を提案した米パーデュー大のジェームズ・オッグ教授は
「最近の海底掘削や極地の氷柱などの分析結果は、
 2300万年前こそ大きな時代の節目であることを示している」と主張。
より古い時代の地層が多い欧米では、第三紀後半と第四紀をひとくくりにしても
影響が大きくないと考えられている。
 
これだけ大きな紀レベルの変更は、これまでなかった。
しかし新区分は、日本などの合意もないまま報告書に盛り込まれたという。
日本地質学会では、日本第四紀学会などと検討を始めた。
地質学会でこの問題を担当する天野一男・茨城大理学部教授は
「『第四紀以降に活動』としてきた活断層の定義のほか、
 開発や資源探査、防災の基本となる産業技術総合研究所の地質図も書き換えが必至となる」と話す。

2 :試されるだいちっちφ ★ :2006/11/14(火) 00:34:00  

年代区分を使うのは、天文・宇宙や生物学、人類学など幅広いため、
地学系学会だけの問題では済まされず、新区分が確定した場合、用語の統一などで
日本学術会議の対応も必要になるとの見方も出ている。
 
中国では、ネオジーンを「新近紀」、パレオジーンを「古近紀」とする訳語が作られている。
確定の際には、日本でも導入される可能性がある。
この問題については、08年8月にノルウェーオスロで開催される万国地質学会議で
採否が論議されるが、学界内でも意見が割れており、論議が難航する恐れもある。
ttp://www.yomiuri.co.jp/science/news/20061111it07.htm

11 :名無しさん@七周年:2006/11/14(火) 00:37:24  
後の八代亜紀である
 
12 :名無しさん@七周年:2006/11/14(火) 00:39:19  
八代亜紀は泣ける
 
13 :名無しさん@七周年:2006/11/14(火) 00:39:38  
日本で地質学以外の学会が困るんなら欧米でも同様に困るんじゃないの?
てか2年も何やってたの?
 
30 :名無しさん@七周年:2006/11/14(火) 00:58:04  
じゃあ、第三紀と第四紀を分けていた要素は何だったんだ?
 
32 :名無しさん@七周年:2006/11/14(火) 01:08:44  
なんで3から始まってんの?
 
35 :名無しさん@七周年:2006/11/14(火) 01:21:53  
>>32 
第一紀→古生代
第二紀→中生代  に変更
 
36 :名無しさん@七周年:2006/11/14(火) 01:34:39  
ころころ変わると教科書かき換えたり大忙しだよ。
 
38 :名無しさん@七周年:2006/11/14(火) 01:38:51  
科学とは定義を変更することである。
 
40 :名無しさん@七周年:2006/11/14(火) 01:54:44  
これは分りにくい。 冥王星爆破なんかと違って、存在を消し去る訳にもいかんだろう?
これはつまり、今まで勘違いで江戸時代を光国の所で二つに切ってたけど、
やっぱり一つの方がいいや、みたいな話?
 
44 :名無しさん@七周年:2006/11/14(火) 02:06:16  
  6 名前: 素人 [sage] 投稿日: 2006/11/11(土) 17:10:53  
  ついでに言うと、中生代三畳紀ジュラ紀白亜紀も、
  古生物学的にはいまいちな分類らしい。
 
  古生代ペルム紀三畳紀境界と、白亜紀新生代第三紀境界には
  生物相の大幅な変動(大量絶滅など)があるが、
  三畳紀ジュラ紀境界と、ジュラ紀白亜紀境界には、あまり変動がないらしい。
 
  古生物学的により理想とされる中生代の区分は、
  三畳紀前期〜中期 / 三畳紀後期〜白亜紀前期 / 白亜紀後期
  こうなるらしい。
  真ん中の時代が異常に長くなってしまうが、生物相的な問題はこの方が少ない。
 
46 :名無しさん@七周年:2006/11/14(火) 02:10:42  
>>30 近代地質学の始祖,C.Lyellは1833年第三紀の後を現世として
人類の出現以来の時期とし、その後、70%以上の現世の貝を算出する地層を更新世とした。
つまり三紀と四紀の間には明瞭な境界が引けず、第四紀を認めないという意見は当初からあった。
 
56 :名無しさん@七周年:2006/11/14(火) 05:07:17  
本当に最近になって様々な観測方法が発達してきたから、教科書の書き換えも増えるだろうね。
 
61 :名無しさん@七周年:2006/11/14(火) 08:57:15  
>>13 2年前から問題は発生してるけど、マスゴミが報じなかっただけ。
少なくとも、学会誌で新しい訳語の募集とかはやってた。