安全第一

【食品】中国大慌て:6月対日輸出、前年同月比18%も急減…日本の残留農薬新基準「ポジティブリスト制度」

 
 
1 :明鏡止水φ ★ :2006/08/25(金) 07:25:21

日本が今春から新たに導入した残留農薬の「ポジティブリスト制度」が中国で波紋を呼んでいる。
中国にとって、日本は農産物の最大の輸出先。
新制度の影響で対日輸出が減少し、新たな日中摩擦にもなりかねない。
ただ、中国政府は日本に対して検査の簡素化などを求めつつ、新制度を「外圧」として
国内農業の改善を促そうともしている。
国内の消費者から、食の安全を求める声が日ましに強まっているからだ。(中略)
 
「対日輸出に深刻な影響がある。 中国の生産者に損害を与え、日本の消費者の利益も損なう」
 
5月末に来日した中国の薄熙来商務相は川崎厚労相との会談で新制度を批判し、
手続き簡素化を求めた。
今月27日には厚労相が訪中し、28日からは中国の当局者が訪日するなど、日中の綱引きが続く。
 
中国側の統計によると、05年に中国から日本へ輸出された農産物は約80億ドルで、
輸出全体の3割を占める。 それが6月の日本向け輸出は前年同月比で18%も急減した。
日本側は「中国の準備不足が大きい」(厚労省関係者)とみるが、中国側は
「数千の中国企業と数百万の農民の切実な利益にかかわる」との談話を発表した。
 
「リスク高 ネギ、茶、マツタケ、シイタケ……」。
商務省がまとめた「対日輸出農産物リスク評価報告」は、新制度の影響を分析。
「日本農家と競合する」として、茶やネギ、ショウガなどは特に注意を促す。
 
使用禁止の農薬を使って育てたニラ、工業用の着色料で黄色く染めた湯葉
発がん性のある着色料を使ったフライドチキン――。
中国ではここ数年、「危ない食品」を糾弾する報道が増えている。(中略)

2 :明鏡止水φ ★ :2006/08/25(金) 07:25:31  

対応を迫られた産地の中には、新制度導入直後の影響を脱する企業も出始めた。
 
山東省膠南市にある康大集団は、300ヘクタール余の農地でニンジンやゴボウなど
20種類の野菜を栽培し、売り上げのほぼ半分を日本向けの輸出で稼ぐ。
日本から業者が頻繁に訪れ、農薬や消費動向について意見を交わす。
新しい農場も、川に隔てられ、近くで散布された農薬が飛来しにくい場所を選んだ。
 
技術者の増員で生産コストは15%ほど上昇、6月の対日輸出額は約1割減った。
だが、夏に入ってほぼ回復。 「もう大丈夫」と高岩緒・副総経理
これを機に、安全検査センターを4倍に拡充する。
 
厚労省の公表資料によると、ポジティブリスト制度導入後、
これまでに各地の検疫所で見つかった輸入食品の違反例は計124件。
6、7月の2カ月でみると、昨年同期の10倍を超す。
最も多いのが中国産で、養殖ウナギや落花生、ウーロン茶、シイタケ、ネギなど
61件で基準を超す農薬などが検出されている。
 
新制度導入後、各業者には中国からの輸入を控えるなど様子見の動きも出ていた。
今のところ、ウナギ高騰の一因になった以外、国内価格に影響するまでには至っていないが、
今後の影響を懸念する声もある。
 
中小スーパーなどの共同仕入れ機構・シジシージャパン(東京)は、違反が出た場合の
影響を懸念する中国生産者側の申し入れを受け、生鮮野菜の輸入を控えてきたという。
一時は再開を検討したが、今月11日、中国産シイタケに命令検査の措置がとられ、
安全が確認されるまで輸入できなくなった。
「日持ちのしない生鮮品にとっては輸入禁止と同じ」と担当者。
 
違反例が出たネギも検査が厳しくなっており、
鍋物セットの需要が増える秋以降、価格にはね返るかもしれない」とみる業界関係者もいる。
 
一方、日本国内産については、農水省によると新制度導入以降、都道府県などが実施する検査で
基準を超す残留農薬が検出されたのは、シュンギクで1件だけ。
使用すべき農薬を取り違えたケースで、導入前でも違反にあたるものだった。
 
例年なら年20件前後の違反が見つかるペースが大きく改善されており、同省農薬対策室は
「新制度導入で農薬の適正使用が徹底されたためではないか」と話している。
ttp://www.asahi.com/business/update/0825/001.html (全文はリンク先参照)
 
ポジティブリスト制度について Q&A
ttp://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/zanryu2/060329-1.html

4 :名刺は切らしておりまして :2006/08/25(金) 07:32:52  
まあ中国産野菜食ってたら将来確実にガン患者だしな〜 
治療費考えたら日本産食った方が結局安上がり
 
10 :名刺は切らしておりまして :2006/08/25(金) 07:45:18  
香港あたりでは中国内地の産物を「毒菜」と呼び、徹底的に敬遠するという。
 
21 :名刺は切らしておりまして :2006/08/25(金) 08:22:49  

輸入食品に対する検査命令の実施について
ttp://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/update.html
 
中国産鰻
 
7/11 エンドスルファン 0.007ppm (基準:0.004ppm) 名古屋 全量消費済み
7/19 エンドスルファン 0.089ppm (基準:0.004ppm) 名古屋 全量消費済み
7/26 エンドスルファン 0.008ppm (基準:0.004ppm) 成田空港 全量廃棄済み
7/26 エンドスルファン 0.009ppm (基準:0.004ppm) 清水 全量消費済み
7/26 エンドスルファン 0.012ppm (基準:0.004ppm) 名古屋 全量廃棄済み
8/17 エンドスルファン 0.008ppm (基準:0.004ppm) 広島 流通状況調査中
 
中国産にんにくの茎
 
8/14 ピリメタニル 0.04ppm(基準:0.01ppm) 神戸 1295カートンは保管中、
                                125カートンは流通状況調査中。
8/17 ピリメタニル 0.02ppm(基準:0.01ppm) 名古屋 流通状況調査中
 
中国産しいたけ
 
7/28 フェンプロパトリン 0.06ppm(基準:0.01ppm) 大阪 流通状況調査中
8/10 フェンプロパトリン 0.03ppm(基準:0.01ppm) 那覇 流通状況調査中
 
中国産ウーロン茶
 
7/14 トリアゾホス 0.08ppm (基準:0.05ppm) 大阪 全量保管中
7/31 トリアゾホス 0.14ppm (基準:0.05ppm) 広島 全量保管中
8/04 トリアゾホス 0.16ppm (基準:0.05ppm) 神戸 全量保管中
 
中国産白キクラゲ
 
7/18 メタミドホス 2.4ppm(基準:0.1ppm) 門司 調査中
7/21 メタミドホス 0.2ppm(基準:0.1ppm) 福岡 全量保管中
7/24 メタミドホス 0.6ppm(基準:0.1ppm) 福岡 全量保管中

現在の検査制度でも、これだけ違反がでまくっているのに。
簡素化どころか強化が必要だろ。
 
24 :名刺は切らしておりまして :2006/08/25(金) 08:23:53  
中国の金持ちは安全な日本産の野菜や果物を買っている。
そして、オレのような貧乏日本人は中国産の・・・
 
31 :名刺は切らしておりまして :2006/08/25(金) 08:45:03  
家の周りの奥さんたちは(中高年含む)皆中国野菜買ってません。 以ての外なんだそうで。
 
34 :名刺は切らしておりまして :2006/08/25(金) 08:55:06  
輸入品は厳密な検査を通ってくるからいいんだよ。
 
問題は日本国産品 実質的に検査機関と流通業者が同一なんだよ
これでちゃんとしたチェックができてると思うか?
 
BSEの時も北海道の食肉検査官がさまざまな圧力を苦にして自殺したよな。
鳥インフルの時には検査官がグルになって、サンプルを偽造していた。
山形のダイホルタン使用も10年以上見過ごされてきた。
福岡のフグはホルマリンまみれだったが、これまた何十年と口裏あわせでチェックを逃れてきた
国産だから安心だなんて不用心すぎるぞ
 
35 :名刺は切らしておりまして :2006/08/25(金) 09:04:50  
せっかく、中国産を防ぐ事が出来たと言うのに、政治的解決計ろうとしているからな。
チェックの簡素化とか阿呆かと。
 
45 :名刺は切らしておりまして :2006/08/25(金) 09:56:17  
日本の消費者の一番の利益は「安全」だということ。
中国はむしろ国民への食品教育がおろそかなのではないだろうか。
もっと世界常識を知るべきだ。 日本人は
「中国野菜は高濃度の農薬に汚染されており、人体に有害だと考えてるから輸入が落ちたのだ」
と知るべし。 悔しかったら安全基準をクリアしろ。