また大発生中

福井県食品加工研究所がエチゼンクラゲの食用加工に挑戦

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直径2メートル、体重150キログラムに達することもあるエチゼンクラゲ
東シナ海で発生し、対馬海流に乗って、9月の終わりから10月にかけて
日本海に現れる。定置網に侵入して重さで網を破ったり、一緒に取れた漁獲物を
痛めるなど、漁師や漁村にとってはまさに「厄介者」だ。
この厄介者を食用に加工して、有効活用しようと取り組んでいるのが、
福井県食品加工研究所である。昨年から3年計画で、エチゼンクラゲを食用の
塩クラゲに加工する研究を開始した。
昨年11月に、エチゼンクラゲを4トン確保。成分の調査から取り掛かったが
「97%が水分」と、まさに水の塊。そのため、食用とするには用途がかなり
限定され、塩クラゲにするのが最も適していると考えた。
しかし、民間業者との共同開発は難しいという。「エチゼンクラゲは、大量発生する
ときとそうでないときがあり、発生量が読めないのです。そのため、民間業者が
乗ってくる可能性は低いでしょうね。2002年と03年に日本海エチゼンクラゲ
大量発生したことが研究開始のキッカケですが、
昨年は(エチゼンクラゲが)それほど多く発生しませんでした。」
「スケールアップも必要ですよ。10キログラムの素材から、850グラムしか製品に
ならないのではつまらない。もっと効率よくいかないと。それに、研究所で出来ても、
漁村で出来ないのでは意味がありません。重りと桶と、ミョウバンなどの材料さえ
あれば加工は可能ですが、涼しいところで保管するという温度管理が難しいですね」
まだまだ解決すべき課題は山積みと言えそうだが、
「見通しは暗くないです。簡単な製造方法を追求したい」と、意気込んでいる。

 
今、大量発生のニュースを見たので、調べてみたら国内でも研究されている様です
 

  _  ∩
( ゚∀゚)彡 頑張れ!頑張れ!
 ⊂彡